殿さまが愛したお茶と和菓子

殿様が愛したお茶と和菓子

加賀藩主に供した、おめでたい「嘉祥の菓子」が現代に蘇りました。
招福を願って白亀を表したお饅頭は、江戸時代の見本帳「金沢城二ノ丸料理方菓子書留帖」から老舗の菓子店が再現。
今から350年前の兼六園は、藩主が忙しい日常を離れ、親しい家臣たちとお茶を楽しみ、心を癒す場所でした。
今回、藩主ゆかりの生菓子を期間限定で販売します。お殿さまの気分になって、秋の景色とともにご賞味ください。

期間:令和7年10月1日~10月31日

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藩主の茶事ゆかりの三亭

庭園美を眺めながら、縁起のよい「嘉祥の菓子」をお召し上がりください。

【数量限定】「嘉祥の菓子」と抹茶 1,000円(税込)

※三芳庵、内橋亭、兼六亭で提供
※数量限定品のため、売切れ次第終了となりますことご了承ください。

嘉祥の菓子と抹茶

三芳庵

三芳庵

茶室「夕顔亭」に隣接する料理茶屋「三芳庵」は、代々の主人が加賀藩ゆかりの宗和流をたしなむお家。11代藩主・治脩が滝見の茶会を開いた池のほとりで、滝の音を聞きながらお茶を一服どうぞ。

内橋亭

内橋亭

江戸期には「馬見の御亭」と呼ばれ、藩主が調馬を見学したり賓客をお迎えした場所でした。霞ヶ池に浮かぶ茶室は、5月7日の開園記念日に茶席が設けられ、水面の光と薫風に包まれながらお抹茶をいただけます。

兼六亭

兼六亭

お店がある場所は、5代藩主・綱紀が建てた「蓮池御亭」の跡で、兼六園始まりの地です。藩主が亭主となり、月見の饗宴や口切茶事が開かれました。窓の外には日本最古の噴水が、動力を使わずに上がり続けています。

諸江屋の生落雁とお抹茶

東 山

東 山

「濃茶落雁」
加賀藩に献上されていたお茶と同じ濃茶用の抹茶を使い、茶葉を挽く石臼の型に仕上げてあります。こっくり甘いつぶ餡がお抹茶とよく合います。

【数量限定】生落雁と抹茶 850円(税込)

堤 亭

堤 亭

「加賀宝生」
金沢は「空から謡が降ってくる」と言われるほど能楽が盛んな町。5代藩主・綱紀が稽古した宝生流が町人にも広がり加賀宝生と呼ばれました。

【数量限定】生落雁と抹茶 850円(税込)

城山亭

城山亭

「方丈菓子」
一休禅師が節分の豆で創案したと伝えられる伝統菓子。州浜を落雁で挟んだ素朴な味わい。京田辺の一休寺は、加賀藩三代藩主の前田利常が再建しました。

【数量限定】生落雁と抹茶 850円(税込)

茶店の場所