暑さも落ち着き過ごしやすい季節
暑い夏が終わり9月にさしかかると、初秋の顔を見せ始める兼六園。秋の訪れを感じさせるオススメの季節です。
緑豊かな園内の木々がほんの少しだけ変化している様は、紅葉への期待感を膨らませることができる季節ではないでしょうか。
本格的な紅葉のはじまりは10月からですが、暑い夏とは違う9月の兼六園も大変魅力的です。
木々が色付き秋の訪れを予感
特に、ここ最近は9月にも秋晴れの空が広がることも多くなってきました。
この頃の木々は、緑と紅葉の葉が入り交じり、「春の緑」「秋の赤」といったはっきりと色が分かれるシーズンとは違う、グラデーションのはじまりが美しい景観を見せてくれます。
池に映り込んだグラデーションを背景にした「ことじ灯籠」は何ともいえない美しさです。
ゆったりとした時間を楽しむ
季節の移り変わりをより深く楽しむには散策だけではなく、ゆったり落ち着いて腰をおろしてその風情を楽しむことも大切です。
霞が池に浮かんでいるように見える内橋亭で水辺の雰囲気とお抹茶を楽しんだり、時雨亭でお庭を眺めながらの休憩も、なんだかこの季節はいつもよりゆったり感じられるかもしれません。
月と庭園を楽しむための橋
そして、9月といえば中秋の名月です。
兼六園でも名月を楽しむ為につくられた月見橋があります。
月見橋のそばには月見灯籠があり、江戸時代からこの場所で、お庭と共に美しい月を楽しんでいたと思うと、何ともいえない気分になります。
通常、兼六園はライトアップ以外の夜間の開園は行っていませんが、中秋の名月にあわせて特別開園を行っています。
この日は月見灯籠に火を灯し、月見橋から名月を楽しむことが実際にできますので、スケジュールが合う方は必見かもしれませんね。もちろんお団子もお忘れ無く。
見どころマップ
季節の花々
金沢市の公式ホームページで、兼六園の今の様子を花や木などの写真を交えながら紹介されています。
ぜひこちらもご覧ください。
金沢市の公式ホームページ「兼六園花便り」