心も体も涼やかに楽しむ
夏真っ盛りの8月は夏休みもあって、毎年沢山の皆様が来園されます。
近年の金沢の夏も非常に暑いですので、暑さ対策は万全でお越しくださいね。
兼六園の茶店では、かき氷や冷やしあんころなど、涼をご提供するメニューも登場します。心も体も涼やかに夏の兼六園をお楽しみください。
豊かな水が清涼感を運ぶ
暑い夏は兼六園の見所も涼を求めて、涼しげに散策するのがオススメです。
兼六園内を流れる曲水は、辰巳用水を引き込んでいることは有名ですが、山崎山の洞窟から水量調整されて流れ出ていることは余り知られていないかもしれません。
兼六園の園内を流れる水の源を是非ご覧いただければと思います。この辺は人も少なく、水の音をゆったりと楽しむことができるとおもいます。
見て触れて涼しさを実感
そして、園内でも人気のある翠滝も外せません。
滝壺のないこの滝は、水が直接石に当たる滝でもあります。滝の流れがはじける様子や、音は暑い日にはいっそう涼を届けてくれるでしょう。
兼六園の随身坂を目指すと、成巽閣と金沢神社にたどり着きます。この金沢神社内の境内には金沢の地の由来となった金城霊沢があります。
真夏でも水量が枯れないこの泉の水は、金沢神社の手水舎にも引き込まれていますので、参拝にあわせてふれていただきたいなと思います。
芭蕉が見た風景を辿る
松尾芭蕉が奥の細道で兼六園に来たことはご存じでしょうか。
旧暦の7月24日まで滞在したという事ですので、現代では8月の終わり頃。園内には芭蕉の句碑がありますので、こちらも是非ご覧下さい。
「あかあかと 日は難面も 秋の風」
8月の終わりに兼六園で、もしふわっとした秋風を感じることが出来たら、芭蕉と同じ体験をできたのかもしれませんね。
見どころマップ
季節の花々
金沢市の公式ホームページで、兼六園の今の様子を花や木などの写真を交えながら紹介されています。
ぜひこちらもご覧ください。
金沢市の公式ホームページ「兼六園花便り」